ダーツ日記12【手首を返したい】
諸事情により少しダーツから離れましたが、久々にやり、復活してきたように思います。しかし、違和感がすごい。過去のことは忘れて今からフォームを作ろうかな。
さて、タイトル通り「手首を返したい」です。私はもとからあまり手首が返らない人ですが、別に手首を返さなければならないわけではありません。例えば、ポール・リムなんかはあまり手首を返してませんし、まぁ大局的にMvGはめちゃくちゃ返してますが。
私が思う手首を返すメリットですが、
- 肘を伸ばせる
- 調子に左右されにくい
- かっこいい!!!!!
3 つめが重要ですね (笑)。
1つめは簡単です。手首を返さずに肘を伸ばし切ると関節に負担が大きくなり痛めます。 実際、手首を返さない選手の多くは肘を伸ばしきっていません。伸ばし切るメリット自体は不明ですが、私のイメージするフォームが伸ばしきっているので仕方ないです。また、以前私は手首を返さず肘を伸ばしていて肘を痛めました。
2 つめ!! 私の最近の悩みなのですが、ソフトダーツとハードダーツを日によってやったりやらなかったり。いつもより矢が遅くて届かない時なんかは、どんどんリリースポイントが遅くなっていき、手首が返らなくなり、肘が痛くなってきます。手首を思いっきり返すフォームなら、それを基準に考えることでリリースポイントが崩れすぎないんじゃないかと考えてます。
さて、本題のどうすれば返るかですが、私の場合はグリップが原因で手首が帰りにくかったんです。グリップは2つに、ボードに手のひらが向いてるか、手刀のように横を向いてるかにわけられますが、私は後者でした。そのため、フォロースルーでは小指が帰り、手のひらが返りにくい状況に至りました。
解決策として、小指を立ててグリップすると、手のひらがボードを向きやすいです。やって見るので今後報告します。
ダーツ日記⑪【ダーツ理論とは】
「〇〇さんは、スティールダーツに関して詳しい」とか、「〇〇さんはメンタルやイップスに詳しい」とか、逆に「あいつは適当なこと言ってる」とか過去のアドバイスに「〇〇はあーいう理論を広めたけど間違っていて色んな選手を壊した」とか、、、
人のダーツ観、知識を信用したり否定したりする人が多いように思えるのですが、そもそも「ダーツを知る」とは何なのでしょうか。
ダーツは簡単なスポーツです。なので簡単な理論が一つ有る、というわけではありません。どんなに頭のいい人が時間と知識を用いて答えを出しても正解ではありません。他のスポーツを見れば明らかです。
例えば短距離走であれば、ウサインボルトがでるまでは上体を動かすのは良くないとされていましたが、今では上体を使うフォームも良いとされていますし、単純なスポーツであっても、10年もすれば全く違う「答え」が主流になります。
体を動かさないスキージャンプでも、数十年前と全くフォームが異なっていたりします。
当然ダーツも10年すれば今の主流は間違いになり、新しい「答え」が広まるはずです。
でも、ここで普遍的に変わらないものがあります。「自分で考える」ということです。自分の経験や見たもの、知識で答えを出したり、人の答えを疑う能力は常に求められるでしょう。
「あいつは身長低いのにPDCプレイヤーの真似して何してるんだ」と言ってもその人よりも、「PDCプレイヤーの真似したけどうまくならなかった」という人のほうがうまくなります。PDCプレイヤーの真似をしてみたという経験もそうですし、じゃあ次は何をしようか、と常に探求する姿勢の差が出るでしょう。それは真似する過程で得られる経験の差よりも大きなものに思えます。
ダーツ日記⑪【スタッキング?】
スタッキングといえば、ハードダーツで先に投げた刺さっているダーツに”当てて入れる”技術です。今回の話は私が矢を立てて、その下にスタッキングさせていくので、オーバースタッキングっていうのかな?、それについてです。
スタッキングがなぜ起こるかで、よくポイントが金属で、金属のバレルにくっつくからとか言ってる人がいますが、それは間違いだと思います。ソフトでスタッキングが起きないのは刺さった矢にぶつけた時、刺さった矢がしなり、跳ね返されるからかと思います。トランポリンにものを落としたら跳ね返るようなものです。
つまり、ぶっちゃけバレルとバレルをぶつけようがバレルとポイントをぶつけようが、シャフトにぶつけようが構わないわけです。
しかし、ここで剛体出ないものが一つあります。そう、フライトです。私はそれを検証すべく、薄いフライト、分厚いフライト、いつものフライト、スピンシャフト、と試してみました。結果、
- スピン・・・矢がすり抜けるように見える
- 薄いフライト・・・スタッキングが起きにくいし、巻き込まれないのでグルーピングしにくい
- いつもの・・・フライトに巻き込まれてグルーピングしたり、スタッキングまでする
- 分厚い・・・かなり離れた矢を巻き込み、バウンスアウトさせてしまうことが有る
と感じました。(これは主観なので、人によりますし、そもそも飛び方、セッティング、と違えば感じ方も変わるでしょう)
上手い人にとっては常識なのかもしれませんが、フライトの硬さ、厚さはかなり重要だとわかりました。
ちなみに私が今使っているのはwinmauのプリズムフライトです。
ダーツ日記⑩【アレンジの意義】
世の中には、「アレンジとかいちいち考えるより削ればよくね?」だとか、「アレンジはミスしても上がれるようにするわけだけど、ミスして勝って嬉しいの?」みたいな、アレンジする頭も経験もない人の僻みが存在しますが、一部賛成し他を全否定したいと思います。個人的な意見だと、ソフトダーツの人に多いイメージ。
私はアレンジをすることには3つの意味が有ると思います。
- ダブルを外したり、隣のナンバーに言ってもアガりが残るようにする
- どこに打つかを一々確認しなくても良いのでテンポが崩れない
- ひよらずにアガりを打てる
1: 外してもアガりが残る
1つめの意義は言わずもがな。32残りが良いとされ、38や30がバットアレンジと言われる所以であり、46や56が上がりやすい数字となったり、アレンジの方法を決めるのに重要な要素です。
この一点に関してはアンチ・アレンジの人たちにも一理あります。メンタル的に3投アレンジどおりに打とうという気持ちと、とりあえずダブルを出して1投決めようという気持ちは後者のほうが楽だし、ワンチャンスを決めるのは気持ちいいでしょう。
2: テンポが崩れない
ダーツの基本はグルーピング、3投同じように投げること。そのためには決まったフォーム、決まったスタンス、決まったリリース、そして決まったテンポが大事です。一々、次はどこ、次はどこと考えながら打つとどうしても集中も切れ、テンポも崩れます。あらかじめ、ここに入れて、、、と上がりのルートを考えるのはもちろん、どこに外したらどういうアガりが残るか、どこに外すと上がりが残らないのかを知っていれば投げる前にイメトレもでき、スムーズに投げられます
この点に関してもアンチ・アレンジの意見、部分的に言い得ていると思います。付け焼き刃のアレンジで、どこに入れてどこに入れてとか考えている人より、40切るまで削るくらいの人の方がテンポが守れるでしょう。しかし、これはアレンジ派の練習不足ですし、最初は誰でも考えてしまうもの、いつかアンチ・アレンジ派を追い越すでしょう。
3: ひよらずにアガりを打てる
「上がれるかなー」「外しそう」とか思うと外れるものです。もちろん「なんか上がれる気がする」という時は良いのですが、不安やプレッシャーと戦うのは大変です。
話は変わって、日本の武道には「無心の心」という言葉があります。これは超簡略していうと、「この技を出そう」とか「カウンターを狙おう」とかではなく、会心の技とは「何も考えず」でるものである、という意味です。流行りの「ゾーン」とか「フロー」とかに対応する武道の言葉ですかね。
そういった精神状態に左右されないようにするための方法としては、メンタルトレーニングやルーティン等も有ると思いますが、迷う前に投げるのも手だと思います。アレンジの流れで何考えずにダブルを打てるのは強みですね。
ダーツ日記⑨【グリップ変更、その後】
グリップを変えて5日ほど経ちました。レーティングは1つ下がりましたが、思ったより落ちてない印象です。それ以上にまだ新しいグリップが板についてない感じがすごいですね。
今回は、違和感のなかでも一番厄介な「あれ?ダーツどう持つんだっけ」状態について書こうと思います。ダーツどう持つんだっけ状態に入る原因は、無意識のうちに1ランドほど前のグリップで投げてしまい、投げ方やリリースのタイミングが分からなくなってしまうことです。以前のグリップでは人差し指が深く親指が浅かったのですが、新しいグリップは人差し指を浅く、親指を深くグリップしています。手の平の向きが違うためフォローも変わりますし、リリースのタイミングや感覚は全く別物になります。
ただ、調子よくグリップ・リリースをできてる時は確実にあります。ベッドもハットも出ますし、目隠しハットも達成しました(ボード見て、目を瞑って3本投げる)。まか、目隠しハットは一本目さえ入れば音で分かるので同じように投げるだけですがね。
ダーツ日記⑧【考察・飛びについて】
「飛びが汚いとか言われるけど、どうでも良い。狙ったところに刺す、当てるゲームでしょ」という意見を聞きました。今までは何とも思わなかったのですが、グリップを変えてる最中なので妙に引っかかりました。
たしかに、ダーツは狙ったところに刺すゲームで、飛びによる芸術点も何もないです。でも、ダーツの練習は狙ったとこに刺す作業ではありません。試合で狙ったところに刺さる確率を上げる作業です。なので、試合で飛びが汚い、悪いことを指摘するのは野暮ですが、だから飛びはどうでも良いということではないでしょう。
練習で一般的なのは、ひたすら的を狙って投げる練習だと思います。誰だってブル練やクリケットナンバー、T20の練習はしたことが有ると思います。ダブル回しやRound the Clockもそうでしょう。
この練習は単純には3つの要素にわけられます。
- 狙う
- 投げる
- どこに刺さったかを見る
この3つのもフィードバックがなければ、ひたすら疲れるだけで練習にならないでしょう。しかし、ここで飛びを意識したり、ハードボードで練習するなら刺さりを見ることでフィードバックとして得られる情報が増えます。ちゃんと狙い通り刺さったけど普段と飛びが違ったとか、的に外れたけど3本同じ飛びで同じ角度で刺さったとか、投げ方に対して得られる情報が増えるわけです。
勉強で言うと、記号選択問題を解いて○☓の答え合わせをするのか、途中式や考え方を記述して部分点を含めた採点をするかの違いです。本番は記号選択の形式であっても後者で勉強したほうが身につきやすいのではないでしょうか。
私は今グリップを考えたり試したり、練習したりするときは、狙ったところに投げられるとか、自然に投げられるとかと同じかそれ以上に、3本同じように思った飛びで投げられるかを重要視してみてます。
ダーツ⑦【フォーム改造②】
グリップも変えてみようかなー!!
よく、「グリップはそう簡単に変わるものじゃないし、変えるものじゃない」と言いますが、その時が訪れたのかなーと思ってます。
理由は
- 自分の動画を見るとリリースが安定していない
- リリースが安定していないのに、投げてるとき自覚がない
- 人差し指が引っかかる
- 今のグリップが嫌い
の4つです。
今のグリップは、バレルの後ろ側を人差し指と親指で深く挟み、中指を上にのっけ、薬指をポイントの下においてダーツを支える感じです。変則4フィンガーなんですかね、分類すると。
前回グリップを替えた時は、なるべく自然に投げれるようにグリップを作ったつもりだったのに、合わなかったのかなー。 今回は自然に持って自然に投げれるグリップよりも、投げる時に指の感覚が研ぎ澄まされやすいグリップを目指そうと思います。参考としては知野真澄選手とかのグリップが変更点も少なくていいかなーなんて。
グリップを変えて3か月くらいレーティングがガタ落ちした前科がある私は、今回の変更、必ず成功させたいと思います。 早く原状復帰できないとリーグ戦もあるしトーナメント戦もあるし、やばいです。
「ダーツの実力ってどこにあるのか?」って難しい問いじゃないですか?
フォームを変えることって他人に勧めにくいですよね、だってそれで一時的に下手になるのが常なわけですから。でも自分のフォームに関してはいくらでもいじっていく所存です。
でも、本当に下手になるんでしょうか。レーティングやスタッツが実力というならそうなのかもしれません。しかし体調やケガ、コンディションに合わせてフォームは変わっていくものだし、プロでもグリップのマイナーチェンジやフォーム改造は行っているはずです。
少なくとも、ダーツの実力の中には「フォーム変更をスムーズに行い適応する能力」という項目もあるんじゃないでしょうか。それを鍛える練習と思えば変更も怖くないです。勧めませんがね。