rike-darter’s diary

ダーツ歴半年強の理系BフラからAフラの日記 (ハードもソフトも)

ダーツ日記⑩【アレンジの意義】

世の中には、「アレンジとかいちいち考えるより削ればよくね?」だとか、「アレンジはミスしても上がれるようにするわけだけど、ミスして勝って嬉しいの?」みたいな、アレンジする頭も経験もない人の僻みが存在しますが、一部賛成し他を全否定したいと思います。個人的な意見だと、ソフトダーツの人に多いイメージ。

私はアレンジをすることには3つの意味が有ると思います。

  • ダブルを外したり、隣のナンバーに言ってもアガりが残るようにする
  • どこに打つかを一々確認しなくても良いのでテンポが崩れない
  • ひよらずにアガりを打てる

1: 外してもアガりが残る

1つめの意義は言わずもがな。32残りが良いとされ、38や30がバットアレンジと言われる所以であり、46や56が上がりやすい数字となったり、アレンジの方法を決めるのに重要な要素です。

この一点に関してはアンチ・アレンジの人たちにも一理あります。メンタル的に3投アレンジどおりに打とうという気持ちと、とりあえずダブルを出して1投決めようという気持ちは後者のほうが楽だし、ワンチャンスを決めるのは気持ちいいでしょう。

2: テンポが崩れない

ダーツの基本はグルーピング、3投同じように投げること。そのためには決まったフォーム、決まったスタンス、決まったリリース、そして決まったテンポが大事です。一々、次はどこ、次はどこと考えながら打つとどうしても集中も切れ、テンポも崩れます。あらかじめ、ここに入れて、、、と上がりのルートを考えるのはもちろん、どこに外したらどういうアガりが残るか、どこに外すと上がりが残らないのかを知っていれば投げる前にイメトレもでき、スムーズに投げられます

この点に関してもアンチ・アレンジの意見、部分的に言い得ていると思います。付け焼き刃のアレンジで、どこに入れてどこに入れてとか考えている人より、40切るまで削るくらいの人の方がテンポが守れるでしょう。しかし、これはアレンジ派の練習不足ですし、最初は誰でも考えてしまうもの、いつかアンチ・アレンジ派を追い越すでしょう。

3: ひよらずにアガりを打てる

「上がれるかなー」「外しそう」とか思うと外れるものです。もちろん「なんか上がれる気がする」という時は良いのですが、不安やプレッシャーと戦うのは大変です。

話は変わって、日本の武道には「無心の心」という言葉があります。これは超簡略していうと、「この技を出そう」とか「カウンターを狙おう」とかではなく、会心の技とは「何も考えず」でるものである、という意味です。流行りの「ゾーン」とか「フロー」とかに対応する武道の言葉ですかね。

そういった精神状態に左右されないようにするための方法としては、メンタルトレーニングやルーティン等も有ると思いますが、迷う前に投げるのも手だと思います。アレンジの流れで何考えずにダブルを打てるのは強みですね。