ダーツ日記⑧【考察・飛びについて】
「飛びが汚いとか言われるけど、どうでも良い。狙ったところに刺す、当てるゲームでしょ」という意見を聞きました。今までは何とも思わなかったのですが、グリップを変えてる最中なので妙に引っかかりました。
たしかに、ダーツは狙ったところに刺すゲームで、飛びによる芸術点も何もないです。でも、ダーツの練習は狙ったとこに刺す作業ではありません。試合で狙ったところに刺さる確率を上げる作業です。なので、試合で飛びが汚い、悪いことを指摘するのは野暮ですが、だから飛びはどうでも良いということではないでしょう。
練習で一般的なのは、ひたすら的を狙って投げる練習だと思います。誰だってブル練やクリケットナンバー、T20の練習はしたことが有ると思います。ダブル回しやRound the Clockもそうでしょう。
この練習は単純には3つの要素にわけられます。
- 狙う
- 投げる
- どこに刺さったかを見る
この3つのもフィードバックがなければ、ひたすら疲れるだけで練習にならないでしょう。しかし、ここで飛びを意識したり、ハードボードで練習するなら刺さりを見ることでフィードバックとして得られる情報が増えます。ちゃんと狙い通り刺さったけど普段と飛びが違ったとか、的に外れたけど3本同じ飛びで同じ角度で刺さったとか、投げ方に対して得られる情報が増えるわけです。
勉強で言うと、記号選択問題を解いて○☓の答え合わせをするのか、途中式や考え方を記述して部分点を含めた採点をするかの違いです。本番は記号選択の形式であっても後者で勉強したほうが身につきやすいのではないでしょうか。
私は今グリップを考えたり試したり、練習したりするときは、狙ったところに投げられるとか、自然に投げられるとかと同じかそれ以上に、3本同じように思った飛びで投げられるかを重要視してみてます。